アントロポゾフィー医療は横浜市都筑区の【すみれが丘ひだまりクリニック】 https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp Thu, 07 Mar 2024 07:01:41 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.4.15 https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/cropped-ico-32x32.png ページが見つかりませんでした https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp 32 32 2024年3月の休診日について https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/03/07/0307/ https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/03/07/0307/#respond Thu, 07 Mar 2024 07:00:48 +0000 https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/?p=2655 2024年3月の休診日ですが、3/16 (土)、3/30(土)となります。 ご不便おかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

]]>
https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/03/07/0307/feed/ 0
【ひだまりブログ】自分でアントロポゾフィー医薬品を使ってみると? https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/16/0107/ https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/16/0107/#respond Mon, 15 Jan 2024 15:40:14 +0000 https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/?p=2546 ひだまりクリニックの安達です。

 

私は、2004年にアントロポゾフィー医学の学びを始めました。最初は、わからないこともたくさんあったのですが、その中でも、まったく新しい病気の見方、それに基づく医薬品の素晴らしいコンセプトに、とても感動しました。胸がどきどき、わくわくしたことを覚えています。

 

私自身は、学生~研修医時代を通して、あまり健康ではない自覚があり、例えば当時はひどい片頭痛にしょっちゅう悩まされていました。アントロポゾフィー医薬品の実践的なセミナーで、最初に取り上げられたのは、風邪、インフルエンザなどを含む上気道炎、に続いて、片頭痛だったのです!!真剣に講師の話を聞きながら、自分の体験と照らし合わせ、腑に落ちることが多くありました。そこで紹介されたBiodoronというお薬は、ルドルフ・シュタイナー自身がアイデアを出したものでした。当然、私はすぐに自分で試したいと考えました。医薬品ですので、いろいろ正式な手順は必要でしたが、処方してもらうことができ、実際に飲み始めました。

 

結果、いわゆる鎮痛剤を飲むことは、ほとんど無くなりました。たまにBiodoronの効果が間に合わず、鎮痛剤を内服することもありますが、ほぼ、Biodoronだけで悪化せず、乗り切ることができます。以前は、特に週末によく頭痛で寝込んでいましたが、今はほとんどありません。

 

Biodoronで片頭痛を乗り切ると、鎮痛剤を使うときに比べて、むしろ片頭痛の前より頭がすっきりしたような感覚を味わいます。

 

Biodoronとは、どのような薬かというと

まず、アントロポゾフィー医学では片頭痛を、どのように捉えているかを見る必要があります。私たち人間は、特別に知識なしに外観をながめても、丸い硬い骨に包まれた頭部と、棒のような手足をもち、四角い胴体をもっています(小さな子どもが描く絵ですね)。またそれぞれの働き、機能をみても、その三領域には特徴があります。頭部は、大切な脳が頭蓋骨の中で安らいでおり、集中して考えることができる静かな環境を好みます。そして暑さには弱い、暑すぎる場所では一番に頭がぼーっとしてきますね。それに対して、手足は、じっとしていると痛んだり不調になります。動いているほうが良いのです。消化管・代謝系も同じです。常にアクティブに食べ物を消化し、自分の栄養にしようと働いています。そこでは温かさが必要です。手足が冷たくなると動きが悪くなりますね、おなかも寒いと痛くなったりします。

 

そして片頭痛です。片頭痛は、動くと悪化します。どきんどきんと脈打つような(拍動性)痛みです。そしてひどくなると吐き気がします。これは、本来代謝系で起きるべきことが、頭部に侵入したようなイメージです。そして、実は片頭痛は仕事が休みになると起きることが多いのです。緊張する大きなイベントが無事すんで、ほっとしたその週末に襲ってきたりします。遺伝性があることが多いのですが、私の母親も片頭痛もちで、正月休みはたいてい何日か寝込んでいました。そのような時というのは、頭部をぎゅーーーっと使って、緊張して集中して過ごしていて、実は頭部が消化管・代謝系を押さえつけているのです。そして頭部がゆるむと、今度は押さえつけられていた代謝系が、反動的に頭部の方に勢いよく侵入して、片頭痛を起こすと考えられます。

 

また、片頭痛は食べすぎやアルコールで悪化することも多いと思います。それは単純に代謝系が活発化しすぎてしまい、頭部に侵入する場合です。

 

どちらにせよ、片頭痛は、日常生活の偏りから起きる体のアンバランスを、回復させるための反応であるともいえるのです。そして、そのような片頭痛をより良く乗り越えれば、片頭痛の前の状態よりも良い状態になっているともいえるのです。本来の回復の道を進むともいえると思います。

 

ただ、片頭痛に頼らずに偏りを乗り越えられたら、さらに良いわけです。そのためにも、頭部も代謝系も、本来の仕事を調和的に行ってほしいし、そのバランスをとる力(実は胸の領域になります)を強める必要があります。

 

そこで、Biodoronには頭部を強める水晶、消化管や代謝系を強める硫黄、そしてまんなかのバランスをとる力を強める鉄が含まれているのです。毎日内服することで、予防することもできるし、片頭痛の初期に内服することで、鎮痛剤で痛みを抑え込むのではなく、本来の回復の道をスムーズに進むことができるといえます。

 

そのほかにも、自分の風邪にはほとんど通常医学の医薬品は使わなくなりました。以前は、のどの痛みから、悪化して副鼻腔炎をよく起こしていましたが、ほぼ無くなりました。いい年齢なので、抗生剤が必要な時もありますが、それがダメなわけではなく、本当に必要かどうか見極めて、使わなくて済むことが増えました。

 

アントロポゾフィー医学は、通常医学を否定せず、拡張するものであると言われます。何かを禁止することはあまりありません。しかし、通常医学にいわゆる対症療法しかないことも多いので(対症療法的に症状をとることが重要な場合もあります)、もう少し病気の根本的な理由にアクセスして回復できれば、その経過そのものが意味を持つことになると思います。大きな病気でなくても、日常的な不調にも、そのように対応できればいいと思っています。関心がある方は、ぜひお問い合わせください。

]]>
https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/16/0107/feed/ 0
【ひだまりブログ】発達障害について https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/05/0105/ https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/05/0105/#respond Fri, 05 Jan 2024 02:48:25 +0000 https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/?p=2539 発達障害とは

 

発達障害とは、厚生労働省のHPによれば、

「脳の機能的な問題が関係して生じる疾患であり、日常生活、社会生活、学業、職業上における機能障害が発達期にみられる状態をいう。最新のDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)では、神経発達障害/神経発達症とも表記される。」とされています。

 

精神科領域の診断として重要視されるDSM-5において発達障害は、

  • 知的障害(知的能力障害)
  • コミュニケーション障害
  • 自閉スペクトラム症(ASD)
  • ADHD(注意欠如・多動症)
  • 学習障害(限局性学習症、LD)
  • 発達性協調運動障害
  • チック症

これらの7つに分けられています。

一般的には、乳幼児から幼児期にかけて、特徴的な症状を呈するものを言います。ただし小児期に症状が目立たず、学齢期や思春期あるいは成人に至って、学校や職場で問題が顕在化することもあります。

 

発達障害の原因は?

 

発達障害の場合、本人の怠慢や家族のしつけなどが原因ではなく、基本的に脳の機能の障害から起こっているとされます。

そしてその原因は、多因子遺伝といわれており、もともと遺伝的に脳の脆弱性(弱さ)があって、広い意味での環境要因が加わって発症すると考えられています。

決してめずらしい障害ではなく、2012年に発表された文科省の調査では、全国の公立小中学校の通常クラスに、発達障害の可能性のある児童が6.5%いることが分かっています。通常のクラスに2人程度いることになります。これらの数字は、驚きをもって受け止められたのと同時に、教育現場ではやっぱりと思う先生方も多かったようです。

現代社会という大きな環境のなかで増加している発達障害。こどもたちの環境を広い意味でとらえ、一人一人のこどもの特性に合わせて、どのように整えていくかは、大きな課題だといえます。

 

発達障害の診断は?

 

発達障害はスペクトラム(連続体)であるので、もともと正常と異常の境界があいまいであると言えます。教育現場でも“グレーゾーン”と呼ばれるお子さんが多い、という事実があります。

また診断は同じでも、症状は年齢やタイプによっても様々で、個々に異なります。そのため、診断をつけること自体が重要なのではなく、その子自身の特性を理解し、今後の対応につなげることが重要です。それぞれの発達障害が併存することもありますし、年齢が上がれば二次障害が加わることで、状態が複雑になることもあります。

 

発達障害の診断は、上記のようなさまざまな症状と発達歴、生活歴などと、各検査の結果を総合して行われます。決して一つの検査だけで診断がつくものではありません。しかし、検査がそのお子さんの特性を理解できる機会になるのも事実です。

 

現状では児童精神科や発達センターと連携した小児科医などによって診断されることが多いのですが、初回の診療を受ける機会が得にくいことが問題となっています。予約をしようとしても、半年先、などということがよくあるようです。

そこで、国もかかりつけ医の発達障害への支援スキルをあげるための研修なども支援しています。疑いであっても、その子どもの特性を理解できる支援者や支援の場と早くつながることで、保護者やこどもの生活と今後をよりよくするための機会を増やすことが重要です。

 

アントロポゾフィー医学の発達障害の見方と対応は?

 

アントロポゾフィー医学では、乳幼児期は、その子が親から引き継いだ遺伝性を、ある意味でカスタマイズして、自分自身の体に変えていく大切な時期だと考えています。通常医学では、エピジェネティクスとして、遺伝子の発現に対し環境要因が働きかけうるという、ここ10数年の間にわかってきたことです。アントロポゾフィー医学では、お子さんの特性を理解し、診断名によらず、偏りがあればあそびや運動、音楽などの療育のなかで働きかけます。幼児期に始めることができれば、遺伝的な要因を克服できる貴重な機会となると考えています。

学童期であれば、心理的なことも含め、その年齢に応じた教育的芸術的な療法によって働きかけを行います。学童期では、学校という新しい環境にどう適応するかという観点もあります。二次障害と呼ばれる、自己肯定感が下がることを避けることがとても重要です。学校とは別の環境で、見守る大人がいることは、学校という集団になじみにくい発達障害のこどもの学童期を支えることになります。

思春期以降には、また別の課題があります。そしてこの頃のこどもは、自分で納得しなければ療育などを受けることは難しくなります。そのためにも、専門的で芸術的な療育の必要性が増してきます。

 

まとめ

 

発達障害という診断であっても、グレーゾーンであっても、そのこどもが自身の個性に基づいて本来の力をより発揮できることを支える、という目標は同じです。具体的な生活の目標をどこに置くのかも、個々によって異なっています。年齢に応じた成長全体を、家庭と教育者、そして医療者がともに支えることで、その子自身の健全な発達を目指します。

アントロポゾフィー医学は、発達障害の診療に限らず、その人の個性を理解するように努め、そのうえで偏りがあれば、それを調和的な方向に導いていくように薬物療法、芸術療法、運動療法をもちいて働きかけます。

]]>
https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/2024/01/05/0105/feed/ 0