すみれが丘ひだまりクリニック

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【Blog】アントロポゾフィー医療における医薬品の紹介(1/2)

こんにちは。

ひだまりクリニックの医師の安達です。

 

今日は、私たちのクリニックで使用している医薬品がどのような考えでつくられていて、それを私たち医師がどのように処方しているか、少しご紹介したいと思います。

 

アントロポゾフィー医療の医薬品は、自然に由来したものからつくられています。

 

鉱物、植物、動物など。自然の叡智からいただく贈り物に対し、人間が働きかけ医薬品として完成させます。人間が、いかに自然の力を理解して、本当に役立たせることができるか、それは自然と人間の協働であり、自然の喜びともなると考えています。

 

例えば、鉱物であれば鉄などよく使いますが、通常医学でも用いる鉄剤と異なり、成分として鉄が入っていることが重要なのではなく、鉄のもつ力や働きをひきだし、人間にどのように作用させるかを考えます。そのためには、その鉄はどこにどのように存在した鉄なのか、その鉄をどのようなプロセスで薬にするのか、それらすべてが重要になります。

 

もともと鉄は、人間の生活によく使われます。人間が火を手に入れて、道具として利用した最初の物質かもしれません。同じ鉱物でも、金や銀と違って、日常生活を支える道具や戦いの道具として用いられてきました。薬として使う場合も、鉄は、精神や心よりもからだを強めます。地上での生活をしていくために必要な力を与えてくれます。

 

例えば、Ferrum sidereum D10 は私が良く使う薬ですが、隕石の鉄・隕鉄です。私たちは体調が悪いときにまっすぐに立てない、歩くのがつらい、という状況になりますが、宇宙から地上に降りてきた隕鉄は、そこから回復するのを助けます。また同じような意味合いで感染症にたいしてからだを強めてくれます。おなじ隕鉄でも、D20となると、気持ちの疲労によく用います。激務などにたいし気持ちが折れる、いわゆる燃え尽き症候群などに効果が期待できます。

続きは次回にて。

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