【ひだまりクリニックBLOG】スイス・ドルナッハへの旅

ゲーテアナム
すみれが丘ひだまりクリニックの安達です。
当院で行なっているアントロポゾフィー医学は、ルドルフ・シュタイナー博士とイタ・ヴェーグマン医師が約100年前に提唱し体系づけた医学ですが、世界的にネットワークがあり、その中心がスイスのバーゼル近郊のドルナッハという小さな町にあります。シュタイナー自ら建築したゲーテアヌムという芸術的歴史的な建築物が小高い丘の上にあり、その中に誰でも入会できる普遍アントロポゾフィー協会というネットワークと、専門的な学術的な集団である精神科学自由大学があります。その自由大学は各専門的な部門を持っており、医学部門もその一つです。他に教育部門や自然科学部門など13あります。
年に1回9月に医学部門の年次集会、国際的な学会があるのですが、コロナパンデミック前は、毎年のように日本の医師会からも参加者がいて、私も2019年まで参加していました。その間に、新たに部門の代表も変わり、そろそろ、行かねばということで、今年は急遽参加することになり、9月10日から16日まで行ってきました。

前代表と前々代表とお2名と
スイスは、ドイツ語圏とフランス語圏があり、ドルナッハはドイツ語圏です。残念ながらドイツ語も英語もダメな私は、通訳の方をお願いし、今年はたくさんの方と現地でお会いし、ミーティングを行なってきました。ひだまりクリニックに関する大事な話し合いもあり、重要な時間となりました。
スイスはすっかり涼しく、朝夕は寒いくらいでした。持って行った上着を全て着込むような状態で、ちょっと体調を壊したりしながら、素晴らしい講座やオイリュトミーの公演や音楽に触れる毎日でした。
世界にはつらいニュースが溢れていますが、直接話をすることで完全に理解できなくても、人としてわかる部分もあるなあと思うこともありました。だからと言って、つらい状況を忘れてもいけないのですが。その現場で起きる出来事に、勇気を持って全力で対応している人から直接話を聴けることはありがたいことです。
ひだまりクリニックも、その光を受けとめ、今後に生かしていきたいと思います!

医学セクションの共同代表3名と

