産婦人科医として働いている時に障害児教育にも興味が湧き、アントロポゾフィーの障害児教育や医療を勉強するようになり、ドイツでアントロポゾフィー医療の講座に参加したり、アントロポゾフィー医療を実践している病院やクリニックの婦人科で学ぶ機会を得ました。
帰国後に山本百合子先生と出会い、ひだまりクリニックで婦人科を担当することになりました。
女性の一生は、思春期から更年期まで体の中の女性ホルモンによって大きく影響を受けているだけでなく、場合によっては赤ちゃんへの影響も考慮しなければならないこともあります。アントロポゾフィーの医薬品は通常の現代医学の医薬品と比較すると、副作用が非常に少ない事が特徴の1つです。産婦人科領域においては、妊娠中はもちろん不妊治療中や授乳期にも、アントロポゾフィーの医薬品は安心して使用できるものが多いのです。
それゆえ、通常医薬品の副作用でお悩みの方にも、ほとんどのアントロポゾフィーの医薬品は安心して使うことができます。
また、アントロポゾフィー医学と 現代医学との大きな違いは、肉体だけではなく心や精神も含めたその人全体を対象とするので、身体だけでなく心や精神にも働きかける各種芸術療法やオイリュトミー療法、リズミカルアインライブング、バイオグラフィーワークなども医薬品による治療と並行して処方されます。
患者さん個々人の心や体の状態に寄り添い、それぞれの状況に応じた治療法を提供していきたいと考えています。
すみれが丘ひだまりクリニックは、アントロポゾフィー医学のための機能評価機構であるAnthro Med®の認定を、アジア圏で初めて、かつ日本で初めて受けたクリニックです。