アントロポゾフィー薬剤は、患者さん自身による自然治癒力を助長し、病気に向き合う力を強めることを主目的として、物質(肉体)のレベル、生命のレベル、感情のレベル、精神のレベルといった4つの構成要素におけるアンバランスを整える薬剤です。
アントロポゾフィーの薬は自然界に存在する素材(鉱物、植物、動物、金属)を原料としていますが、原料をそのまま抽出して薬として使用するのではなく、熱プロセス(あるいは熱加工)やポテンタイズ(希釈:溶液に水や溶媒を加えて薄めること、振とう:激しく振ること)などを経て、「その原料がもつ本質」が人間に役立つように製薬された薬剤を使用しています。例えば、頭痛がするから鎮痛剤を服用する、というように単に現れた症状を消すのではなく、なぜそのような症状が現れるに至ったのか?その背景や過程を理解するように努めていくのです。
アントロポゾフィーの考えに基づいた特殊製法で作られた薬剤を使用することは、本来の自分自身を取り戻し、活動していけるように助けるものです。がん治療に用いられるヤドリギ製剤もその一つとなります。
現在服用されている薬については必ず医師に伝えて下さい。
アントロポゾフィー薬剤は、現在日本では保険適応が認められておらず自由診療となっています。このアントロポゾフィー薬剤は、主にドイツやスイスで製薬されており、当クリニックでは海外から直接輸入をして薬監証明を取得、医師の責任のもとに患者さんにお出ししています。
平 有香
薬剤師
AMPP認定フィトセラピスト
薬膳フードデザイナー
佐々木 史歩
薬剤師
AMPP認定フィトセラピスト
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
アロマフランス認定クレイテラピスト
江崎 桂子
薬剤師、治療教育家、社会福祉士、バイオグラフィーワーカー
幼少時より医師や薬剤師にあこがれ、薬剤師に。一般企業で働いていた経験あり。
子育てをきっかけにアントロポゾフィー医療に興味を持つ。
2001年にドイツに留学、ヴィッテン・アンネンにて治療教育を学び2006年に帰国。
アントロポゾフィー基づく日本薬剤師協会、バイオグラフィーワーカージュピター所属